Printix のインテグレーションには2つの方法があります。
小規模の場合はPrintixの共用サーバに自社のプリントサーバを構築します。大規模の場合はAzure上に自社専用のシステムを構築します。
自社専用のシステムであるため、ITマネージャー、登録されたユーザーしか、アクセスすることが出来ません。Printixは自動的に貴社ネットワーク環境、プリント環境を学習し、クラウド上に設定していきます。面倒な登録作業は不要です。また、クラウド上に配備されたプリンタもメーカー提供の純正ドライバを使うため、劣化しない印刷画像を期待できます。一般的にはメーカーが提供しているユニバーサルドライバを使いますが、ステープラー、フィニッシャーなど、その機器専用で排紙オプション機器が取り付けられている場合は、その特定のモデルのドライバを使用します。
既存のプリント環境からクラウドへの移転
Printixはクラウドベースの(SaaS)ソリューションです。現在、オンプレミスでプリントサーバを構築、運用されている方は、比較的簡単にその環境をクラウド上に移転することが出来ます。プリントサーバをクラウド上のSaaSに移すことにより、ハードウエア投資及びその保守工数から解放されます。クラウドですから、本社だけでなく、支店、サテライトオフィスまで、シームレスに管理することが可能です。インターネット環境を利用するため、地理的なロケーションをあまり気にする必要が無くなります。
PrintixはクライアントソフトがインストールされているPCから、ディスカバリをかけることにより、接続されているプリンタの設定環境を自動的にクラウド上に登録します。設定環境はMicrosoftアカウント、G Suiteアカウント、ADにより登録された管理者のみが、アクセスすることが出来ます。ユーザーは単純に、自分のPCにPrintixクライアントアプリをインストールし、ログインするだけで、あとは、通常のWindowsの印刷手順でワード、エクセルなどから印刷指示をかけるだけです。
貴社専用のクラウドプリントシステムを構築
クラウドプリントの代表的なソリューションとして、Google Cloud Printがあります。自社のシステムから印刷する時に常にこれらの一般的サービスを使用することも可能ですが、込み具合でパーフォーマンスが変動します。このような共用サービスを使うより、安定した運用、より柔軟な運用を考えると自社でプリントサーバを持つことが望ましいと考えられます。
また、クラウドからの印刷を考えると、間違って、本来意図していた場所と異なるサイトへ印刷してしまうという事故も発生しやすくなります。必ず、プリンタから出力する時は、本人認証しなければ印刷できない仕組みを構築することが重要になります。Printixでは、スマートフォンによる2次元バーコード認証を活用することにより、出力したいプリンタの前で認証することにより、オンデマンドで安全、確実にドキュメントを入手することが出来ます。「しかし、うちはいろいろなメーカーのプリンタが混在しているし、OSもMac、Chromebook、Windows10,8.1,7とバラバラだけど大丈夫か?」と思われる方も多いと思います。そこは、マルチベンダ環境のプリント管理システム一筋に12年の経験を有する、COSY社が各メーカーと協力しながら、日々、検証、対応を行っております。
システム管理者は、各ユーザーのプリントアクティビティーを把握できます。複数の支店、サテライトオフィスを持っている企業には最適のソリューションです。Microsoft Power BIと連携することによる、詳細な分析情報を得る事も可能です。これらのシステム構築に関しては導入支援コンサルティングサービスをご利用下さい。
BYODやモバイルデバイスから安全に印刷
自社Printix管理クラウドに登録されたプリンタからいつでも、どこでもモバイルデバイスから指示をかけることで印刷することが出来ます。以前印刷した文書を再度印刷することもできます。
BYOD モバイルプリントについてもっと詳しい情報を知りたいからはこちらをクリックして下さい。
クラウドインテグレーション
Printixは Microsoft Azure AD や Google G Suite に対応しています。Office 365やG Suiteアカウントによるシングルサインオンで、クラウド上に構築されたワークプレイスを使うことが出来ます。また、クラウド上のプリンタキュー構成、プリントジョブの流れなどは、ユーザー環境に応じて、フレキシブルに設計することが出来ます。
プリントジョブは場合によっては数百メガバイトと大きくなる場合があります。通常のオフィス内で印刷する場合は、基本的にはクライアントPCから直接プリンタのローカルIPアドレスに向けて送信されます。印刷属性情報のみ、クラウド上のPrintixプリント管理サーバに送られ、ログ収集が行われます。Google Cloud Printのように、すべてのジョブがクラウドで処理されるわけではありません。この仕組みにより、インターネット回線にかかる負荷を最小限に抑えることが出来ます。オンデマンド印刷がしたい場合や、あとで、スマートホンから印刷指示をかけたい場合のみ、プリントジョブはクラウド上のキューに送信されます。企業により最適な印刷環境を設計することが出来ます。
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